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有限会社小林商店

ひとつひとつ丁寧に、手作業で仕上げたうなぎの白焼き、蒲焼き!

オリジナルのタレで楽しむ、うなぎの蒲焼

ふっくら柔らかく、優しいうなぎの味をお届け。

 

神栖市波崎は漁港があり、水産加工の盛んな場所です。家族二代で営む小林商店は、国産の養殖うなぎを使い、たれ作りから白焼き、蒲焼きまで、ほとんどの工程を手作業で行って美味しいうなぎに加工しています。

 

ふっくら柔らかく仕上げた白焼き、うなぎの骨を焼いて出汁にしたオリジナルのたれを使った蒲焼きは、創業から35年以上、地元のお客さんを中心に多くの人々に食されている自慢の味です。これらこだわりの逸品をふるさと納税の返礼品として全国にお届けします。

丁寧に作業を行っています。

うなぎの美味しい食べ方、保存方法。

 

うなぎの白焼きは色々とアレンジができる食材です。お酒を飲む人は、わさび醤油やポン酢と一緒に、女性向けには、しょうがやコショウがおすすめ。細かくしてサラダに入れる食べ方もあります。お酒を少し振りかけて、アルミホイルで巻いて蒸したら、うなぎ本来の味が楽しめるそうです。

 

蒲焼きはご飯との相性が抜群なので、ひつまぶしや玉子丼にしても美味しいです。うなぎを温める場合は、レンジよりもフライパンやグリル、トースターを使いましょう。皮がパリッとなって香ばしさが増します。

うなぎの白焼きは様々な調理法で楽しめます。

小林商店自慢の白焼き、蒲焼きができるまで。

 

うなぎの加工シーズンのピークは夏場。小林商店では、原料から商品になるまでの工程をほとんど手作業で行い、蒲焼きは注文が来てから作ります。うなぎの白焼きと蒲焼きがどんな風に作られるのか、その製造工程を追ってみましょう。

うなぎを丁寧に焼き機に並べていきます。

うなぎを落ち着かせる

午前8時に原料となる国産の養殖うなぎが生きたまま小林商店に届きます。業界用語で「活鰻(かつまん)」と言うそうです。うなぎはすぐに捌かず、「立て場」と呼ばれる地下水を溜めた場所に入れて1~2時間ほど落ち着かせます。

国産の新鮮なうなぎです!

捌く

うなぎの頭を取って半分に開き、骨を取った後に、長焼きや編み蒸しなど、用途に合わせたサイズに切ります。

うなぎの骨を取っていきます。

うなぎを用途に合わせた大きさに切ります。

計量

切り分けたうなぎを計量します。スーパーに卸す際など、同じ重さになるように計ります。

うなぎを計量します。

串刺し

うなぎの形を整えて串を刺していきます。長焼きは串を刺さずそのままの状態です。小林商店では、1日1700~1800本刺さないといけないので、新鮮なうなぎを早く焼くために機械も使うそうです。

うなぎに串を刺します。

焼き

うなぎを焼き機に並べて、最初に皮の部分を焼き、こんがりしてきたら反対にして裏側も焼きます。焼きの作業は午前中に済ませます。焼き上がったら並べて冷まします。

最初に皮の部分を焼きます。

反対にして裏側を焼きます。

蒸し、たれつけ

蒲焼きはその後に余熱を取り、蒸し器に入れて状態を見ながら蒸します。うなぎに合わせて、時間と柔らかさを調整する蒸しの作業が一番気を使うそうです。最後にうなぎの骨を焼いて出汁にしたオリジナルのたれを付けたら、うなぎの蒲焼きの完成です。

蒲焼の場合は焼きのあとに蒸します。

白焼きの完成!

うなぎを美味しく食べていただいて、また食べたいなと思ってもらえるように。

 

神栖市波崎の港で水産加工業を営む有限会社小林商店の二代目・小林正和(こばやしまさかず)さんに、うなぎ加工の仕事と家族についてお話を伺いました。

 

今から35年ほど前、うなぎの養殖関係の仕事をしていた父が独立して始めたのが小林商店です。白焼き、蒲焼きといったうなぎの加工を主軸に、近年はいわしの加工も行っています。神栖市波崎でうなぎの加工をやっているのはうちだけだと思います。

 

私はずっと、父と母が夢中になって仕事をやっていたところを見てきました。お客さんに「どういう風にやったら喜ばれるかな」と考えながら、必死に頑張っているようでした。東京で接客の仕事をしていましたが、10年ほど前に実家に戻り、母が体調を崩したことをきっかけに家業を継ぐようになりました。

創業35年以上、自慢のうなぎを今日も仕込みます。

父は何事も手を抜かない、うなぎ職人のような人ですが、「うちのうなぎが売れれば、他も儲かってみんな喜ぶ」という広い考え方で、今もいい品物を出そうとする気持ちを忘れずにいます。そんなところを見習いながら、うちのうなぎを美味しく食べていただいて、また食べたいなと思ってもらえるように努力しています。

 

この仕事の一番のやりがいは、やはりお客さんからの声です。「美味しかったから、また送りたい」というギフトの電話が届き、発注が増えて忙しくなるほど、喜びを感じながら、より丁寧に仕事をしようと思えます。35年間築き上げた自慢のうなぎの味を届けるため、ギフトやふるさと納税の返礼品など、PR面や販路の拡大にも力を入れていきたいです。

小林正和さん(一番左)と従業員の皆さん

※写真はイメージです。