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一般社団法人O.K.factory

素材にこだわりオシャレ!ニーズに合った、あたたかみのあるハンドメイド作品

対象年齢1歳から遊べる、ひのきで作ったゾウさんのパズル

デザイン性の高い、世界で一つだけのオリジナル製品を全国にお届けしています。

 

神栖市にある一般社団法人O.K.factory(オーケー・ファクトリー)は、障がい者就労支援事業所「Kichi-Kuro(キチクロ)」を運営しています。作業訓練の一環として作る授産製品に、2015年12月からハンドメイド作品を取り入れています。
一つ一つ手作業で作っているため、色や柄が多少違うことがあります。しかしデザイン性の高さや使いやすさも考慮したオンリーワンのオリジナル製品として、多くの方に喜ばれています。

木製製品のほとんどは国産のひのきを使用。自然のひのきの香りを楽しめ、子どもでも安心して扱うことができます。ひのきの知育玩具、ひのきチップを使ったポプリや枕をはじめ、着け心地や素材にこだわったマスク、耐久性のあるエコバックなど、丁寧に作ったハンドメイド品を全国にお届けしています。

インテリアとしても人気のあるアルファベット 糸のこで作っています。

授産製品の枠を超えた、クオリティの高い製品を作っています

 

O.K.factoryが運営する障がい者就労支援事業所キチクロでは、授産製品の制作や販売、除草や清掃といった公私受託作業などを行っています。授産製品は、主に木工製品や布製品。「障がい者施設が作る授産製品」のイメージを飛び越え、職員や施設利用者がアイディアを出し合い、クオリティの高い製品を作っています。

 

初めの頃は、木工製品のサンプルを作る際に使用する糸のこが「怖い」と、なかなか思うように作業ができなかった利用者でも、今では職員よりも上手に加工しています。布製品も、職員が一切手を貸さずに作り上げるものが多くあります。

 

生産スピードが上がったことで在庫数も確保できるようになり、数年前にネットを活用した販売を開始。北海道から沖縄まで全国各地から問い合わせや注文を受けるようになりました。
製品を手に取った方々からの喜びの声やあたたかい声は、利用者にとっての大きな励みになります。ハンドメイド品を作ることで利用者の自信や誇りに繋がることを願い、日々活動をしています。

木工作業中の様子。それぞれ役割を分担して作業をしています。

子どもにもやさしい、安心の製品で笑顔になってほしい

 

木工製品はひのきを使っています。ひのきで作った【ゾウさんのパズル】は、人気シリーズの知育玩具。子どもがたくさん触っても、けがをしないように丁寧に角をなくしています。ゾウはそれぞれ微妙に形を変えて、型にはまるように調整。素朴な木の風合いがやさしく、1歳から遊べる玩具としてギフトとしてもお勧めです。玩具として使わなくなったら、ぜひインテリアとしてもお楽しみください。

ゾウに目を入れている様子。細かい作業なので集中力が必要です。

ひのきの木くずも無駄にしません。ひのきには抗菌効果、抗カビ効果、消臭効果や鎮静効果が期待できると言われています。嫌なにおいやカビが気になるところに置けるように可愛い布を使ってポプリにしたり、良い眠りに繋がるようにと枕も製作しました。

 

世の中のニーズに合った製品を作り出すまでには、何度も試作品を作ります。今需要のあるマスクは通気性の良いものを、シルバーシートを使ったバッグは汚れてもサッと拭けてザッと洗える便利なものに。見た目がオシャレで普段から使えるようなものを考えて製作しています。

布の裁断。職員の見守りのもと、一生懸命作業を行っています。

ハンドメイド品の製作を通じて、社会に出た後も役立つような経験をさせてあげたい 

 

一般社団法人O.K.factoryの代表理事は小川浩二(おがわこうじ)さんが務めています。これまでの経緯や現在の詳しい状況は、スタッフの二本柳英子(にほんやなぎえいこ)さんから詳しくお話を伺いました。


O.K.factoryのあるこの場所は、2015年まで違う障害者就労支援事務所でした。その運営者の方が辞められるということで、当時働いていたスタッフで立ち上げたのがO.K.factoryです。

それまでの就労支援では、木工制作は行ってはいましたが、メインは空き缶の回収でした。O.K.factory(キチクロ)になってからハンドメイド作品に力を入れるようになったんです。

木工作業所 ここから様々な製品が生まれています!

利用者の方にすんなり理解し覚えてもらうことは難しく、最初は考える日々でした。誰が作っても満足感があり、きちんとした作品に仕上げる方法を試行錯誤し、今は配色決めや裁断も全てやってもらっています。

一つ一つ覚えて作業していくにつれて、利用者さん自ら効率よく作業をするような姿を見られると、とても嬉しいですね。良い空気感の中で楽しく作業ができていると思います。

 

現在、ふるさと納税の返礼品だけでなく、神栖市子育て応援ギフト事業におけるプレゼントの品物としてO.K.factoryが手掛けた知育玩具などを提供しています。市内の妊婦さんや出産したママたちにもとても喜ばれています。

 

これらハンドメイド品などの授産製品を作るだけでなく、ハウスクリーニングなどの外でのお仕事も含めて、外部の方々との交流を積極的に取るようにしています。O.K.factoryに属している利用者さんたちがここを卒業したあとも、本当の意味できちんと自立できるように支援していきたいと考えています。

代表を務める小川浩二さん(左)と、二本柳英子さん(右)

※写真はイメージです。

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