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鹿島都市開発株式会社 (スイーツ)

時代と世代を超えて愛されるホテルメイドケーキで至福の時間

生クリームやフルーツを添えて優雅でおしゃれなティータイム

 

セントラルといえばコレ!地元民なら誰もが知ってる絶品ケーキ

 

地上78.2mの高さを誇る神栖市のランドマーク「鹿島セントラルホテル」。このホテルで生まれ、30年の長きにわたり幅広い世代に支持されているのが「スフレチーズケーキ」と「パウンドケーキ」です。

 

デンマーク産のクリームチーズをメインにふんわりまろやかに焼き上げたチーズケーキは、しっとり滑らかでとっても軽やかな口当たり。口に運んだ瞬間にしっかりしたチーズの味とやさしい甘さが広がってシュワッと溶ける、ん~シアワセ!あまりのおいしさに一人でついたくさん食べてしまいそうですが、ベイクドやレアのチーズケーキに比べてスフレタイプは最もカロリーが低いのでダイエット中でも安心!かも!?

パウンドケーキはオレンジとストロベリーの2種をご用意。バターと新鮮な卵を使った生地にオレンジピール、ドライストロベリーのアクセントを程よく効かせた品のある味わいが特徴です。昨今は、なにかとソフトで軽い食感のものをよく見受けますが、こちらのパウンドケーキはずっしりしっかり!1カットでも食べ応えがあり、万人に愛される素朴でどこか懐かしいパウンドケーキに仕上がっています。

コーヒーはもちろん紅茶との相性も抜群のスフレチーズケーキ。ちなみにスフレは「膨らんだ」という意味

 

オレンジケーキは軽く温めても美味!焼き立てのような味わいが楽しめます

ドライストロベリーの甘酸っぱい風味がクセになります

カットケーキが評判となり人気ギフトに。テレビや新聞でも紹介!

 

地元では「セントラルといえばチーズケーキ!」といわれるまでに有名になったケーキ、実はその始まりはレストランやラウンジで提供していたカットケーキでした。お客さまからの評判がとてもよいことから「ホテルウエディングのゲストに配る引き菓子にできないか」とギフト用のホールケーキとして商品化、評判が評判を呼び、またたく間に引き出物や贈答品の定番となっていったのです。

バターは国産、チーズはデンマーク産のクリームチーズに香りのよいイタリア産パルメザンチーズ、オランダ産エダムチーズの3種をブレンドしてあり、風味がとっても豊かで味わいもまろやか!濃厚すぎないバランスのとれた味わいは、お年を召された方やチーズがあまり得意ではない方にも食べやすいと喜ばれています。後にテレビや地域新聞にも紹介され知名度が急上昇!イベントなどに出展すると「鹿島セントラルのチーズケーキがあるよ!」という声があちこちで聞こえる、実はちょっとした有名ケーキなのです。

フォークを入れるとホロッとするほどやわらかい

 

新館1階のショップ「アイリス」でもチーズケーキが大人気

5年の歳月をかけて心から納得のいく味と仕上がりに

 

ホテルの厨房でチーズケーキ作りが始まったのは今から30年ほど前にさかのぼります。ホテルのパティシエが、知人を介して当時1ホール3500円(!)もした最高級のチーズケーキの材料を教えてもらったのですが、その作り方まではわかりませんでした。

ちなみにふんわりした食感が特徴のスフレチーズケーキは、オーブンの中で湯煎しながら蒸し焼きにして作りますが、苦労したのがこの湯煎でした。沸騰したお湯、お湯、水とあれこれ試し、試行錯誤を繰り返した末に温度を三段階に分けて作る方法に到達。今でこそセンサー搭載のオーブンで簡単に温度設定ができますが、もちろん30年前にそんな便利なモノはありません。すべてはパティシエの五感だけが頼り。味はよいが水分を吸収しすぎて食感が重い、日持ちがしないなど、せっかく作っても無駄になってしまうことも多かったそう。それでも諦めることなく試作に試作を重ね、真に納得のいく味と仕上がりになったとき、気付けば5年もの歳月が過ぎていました。そこから時は流れ時代は変わっても、このときの苦労なくして味わえないのがこのチーズケーキなのです。当時のパティシエさんに感謝の気持ちが湧いてきます。

メレンゲを加えた生地を素早く型に流し込んでいきます

 

焼かれるのを待つチーズケーキたちも愛おしい

 

作り手のやさしい心遣いが愛される理由

 

ご紹介するスフレチーズケーキやパウンドケーキを始めとする看板スイーツ作りに「0」から携わってきたのが、ベテランの中野さんです。長年たった一人でケーキ作りの現場に立ち、さまざまなケーキの開発・商品化に尽力してきました。いわばセントラルのケーキのすべてを知っている唯一の人物が中野さんなのです!現在はともに働く仲間も増えましたが、使用する材料や分量、作り方のコツなど中野さんしか知らないことがまだあるのだそう。

「チーズケーキの最盛期には月に5500個を焼き上げ、朝4時から夜10時過ぎまで2ヶ月間働き通しのこともありました」と中野さん。基本のレシピは守りつつ「少しずつ甘さを控え、砂糖の分量は30年前の完成当時より1.5割ほど減らしています」と時代に合わせた細やかな調整も怠りません。小さなお子様からシニアまで幅広い世代の人が食べやすいようにという心遣いは「こんなにおいしいチーズケーキは初めて」という多くのうれしい反響へとつながり、このホテルのケーキが長年愛される大きな理由の一つです。

スフレチーズケーキもパウンドケーキも、どちらも派手さのない至ってシンプルなケーキです。でも、だからこそ!素材のよさとこだわりの製法、作る人の思いがそのままシンプルに伝わるケーキともいえます。どうぞ一口ひとくちじっくりと味わって、至福のひとときをお楽しみあれ!

開発段階から携わる中野さん

※写真はイメージです。